英語の授業メモ

授業改革と実践の日々

コの字型の座席を使用するデメリット

 以前、いくつかのメリットを感じて、毎回コの字型の座席で授業をしていました。

最初は「人の表情が見える」ことや「人がすぐ真横にいる」ことをメリットとしてとらえていた生徒たちも、さすが受験生。

「人が見えて安心できていい反面、集中にはなかなかつながらない」という生徒もでてきました。

 そこできっぱり一斉授業の座席に戻しました。コの字型の座席のメリットは理解できました。小学生はこのスタイルで常に学習していることから、同じように続けてみました。しかし、それぞれの授業内容や場面に適した座席や活動形態を、臨機応援にうまく活用することが一番大切なのだと痛感しました。

 

関係代名詞(目的格)の導入と連想ゲーム

関係代名詞(目的格)の導入

「さらに詳しく説明できるようになる」ことが目標であると伝える。そして連想ゲームをすることを伝える。
スライドには、見知らぬ英単語が表示されている。Look at the screen. What's this?と言う。

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生徒は What does it mean/ ?と聞き返す。
教師は以下のようなパターンで3〜4つほど段階的にヒントを与える。

  • It is something which you どうする/どこ/いつ.
  • It is something which you どうする when〜.
  • It is something which だれ/どうする/どこ/いつ.
  • It is something which (can) どうする〜.
  • It is something which is 〜.

 

生徒は答えがわかったら、その場に静かに立つ。(わかったら座るにすると、わからない子が周りが気になって考えることに集中できないかな?と思ったため。)

わかった生徒たちの人数に合わせてヒントを段階的に与え、最後は「せーの」で日本語の答えを言わせる。

そしてそのスライドを表示する。


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このパターンでいくつか繰り返す。


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プリントを配布し文法の解説

(接触節についてもサラリと教えました)


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スライドでパターンプラクティスをいくつか


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日本語を与え、テンポよく英語に変換させました。


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ここまでを10分ほどで行い、ワードクイズへの展開をしました。ワードクイズは生徒たちが大好きな鉄板の活動です。

【田尻悟郎先生実践】コの字型の座席で、一対一のインタビューテストをしてみました。

 中間テストも目前となり、数時間丸々使って、Can Do Listの課題に集中して取り組ませました。今までは、一斉授業の座席で行列をつくっていました。かなり窮屈であったり、自分の座席で練習に励んでいる生徒にとっては集中できそうにない環境になっている様子が気になっていました。

 様々な理由から、コの字座席で授業をしていますが、この一対一でのインタビューテストとの相性はとても良いと思います。教室の真ん中にスペースがあるので、教室前面にティーチャー(すでに課題をクリアしたファストラーナーたち)を4人配置しても、なかなかスムーズに生徒たちは移動できていました。また、自分の座席で課題に取り組む生徒にとってのストレスも軽減できたように感じます。

 コの字型の座席のメリットをまた見つけることができました。

ICTについて最近思うこと。

 ICTの活用が叫ばれ、振り返ると5年前、「パワーポイントをフル活用して、力をつけてやるぞーつ」と意気込んでいました。

 
すべてパソコンでやってみました。

大変なことになりました…

授業の初めから終わりまで、あらゆる説明を予定された手順通りになるようにデータをつくることで、授業を進めるのもクリックひとつでした。

 

デメリット

  • 想定外のことには全く対応できない。(次のスライドに合う子どもたちの反応にしか対応できない。)
  • スライドの内容はすぐに目の前から消えるため、生徒の頭に授業内容が残りにくい。
  • 教師主導の一方的な授業になりやすい。
  • パソコンのトラブルがあると、授業が進まない。
  • 授業準備に膨大な時間がかかる。

 

 一度始めたことは後戻りできず、1年間はそのスタイルを貫きましたが、「もう授業でパソコンは使いたくない!」と自分がトラウマになるほどの、無価値な使い方をしていました。

 僕は極端な人間なので、そうなると「デジタルよりアナログ!」とあえて時代に逆行する迷走ぶりでした…

 

ICTは仕事の負担軽減のために

 生徒に効果があるようにと考えて、ICTを活用するのは当たり前のことです。もっといいものをと追求すればきりがありません。それに割くことができる時間と、エネルギーがあればどこまででも可能だと思います。5年前の僕はそうだったのかもしれません。

 しかし、この仕事は本当に忙しい仕事です。授業準備、生徒指導、学級経営、校務分掌、部活指導と、あらゆることを同時並行でこなしていく必要があります。どこかで線を引かなければ、ICTの活用が、さらなる負担になりかねません。

 一番考えておくべきことは、デジタルとアナログのどっちが準備しやすいかだと思います。子どもたちに見せたい写真を印刷して、ラミネートして…という負担より、スライドで準備すれば短時間で済みます。でも逆に、授業のほんの一場面のために複雑なスライドを膨大な時間をかけて作成するより、画用紙にペンで書くほうがやりやすい場合もあります。また、大きめのキッチンタイマーを授業用に買って持っていったり、ラジカセを毎回運ぶ手間よりも、パソコンのソフトを使えば身軽に毎時間移動できることもあります。

 

まとめ

 とにかく、ICTを活用することが第一ではなく、僕たちの仕事がやりやすくなるために活用していくことも大切なことだと思います。最近つくるスライドは、本当にシンプルで数分でつくれるレベルです。それでも、子どもたちへの効果は十分にあります。忙しい先生たちが、手軽によりよい授業をつくるきっかけが、ICTの普及によって生まれるといいなと思います。

関係代名詞(主格)の導入からフルーツバスケットの流れ

 田尻先生のされている、関係代名詞でのフルーツバスケットに挑戦してみました。

 今回は、子どもたちにとって特徴がイメージしやすいであろう、「動物バスケット」でやってみることにしました。今回は次のような流れで展開しました。

 

  1. まずはこれから「動物バスケット」をすることを予告する。
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  2. 5つの動物について、日本語でまず特徴を言わせる。
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  3. それを英語で表現するよう、いくつか例を与える。(例)an animal which walks slowly など
  4. さらに、できるだけ多くの動物が含まれるような説明も考えるように伝える。
  5. 計6つの説明について、ペアごとに動物を指定して、できるだけ多く考えさせる。(個人で、さらに全種類についての説明を考えるのは負担であったり、偏りがでると思ったため)
  6. 出来上がった説明のなかで、最も良いと思うものを、黒板に書かせる。(クラスサイズにもよるが、各3文ずつくらいできあがる)
  7. こちらが板書で訂正し、各自プリントに書き写す。
  8. あらかじめA4用紙に動物を一頭ずつ印刷しておいたものを、輪になった生徒に配布。(それぞれの動物が同じ数くらいになるように配慮する)
  9. 制限時間5分でスタート。タイマーがなったときに立っている人が負け。

 

 今回は男女別の輪をつくりやりましたが、人数的にちょうどよさそうです。時間は5分くらいがいいかと思います。それより長い時間やっていると飽きてくる雰囲気を感じました。

 適当にBGMをかけながらプレイしましたが、かなり楽しそうにやっていました。BGMの音を大きくすると、いつもはおとなしい子がみんなに聞こえるように大きな声でお題を言おうとしていたり、みんなも一生懸命聞き取ろうと耳を傾けていました。

 感覚的に関係代名詞を使う体験ができるとともに、子どもたちも夢中になれるとてもよい実践であると思います。

 関係代名詞(目的格)の練習には、ワードクイズ(連想ゲーム)を使う予定です。

関係代名詞(主格)の導入とフルーツバスケット

 関係代名詞(主格)の導入

  1. 「さらに詳しく説明できるようになる」ことが目標であると伝える
  2. スライドには2人の男の子/女の子のイラストがあり、Look at that boy / girl! と言う。
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  3. 生徒は Which boy / girl?と聞き返す。
  4. A boy / girl who〜 と関係代名詞で説明
  5. 生徒は左か右のどちらの子か分かったら、みんなでThe boy / girl on the left / right! と言う。
  6. 以上の流れを先に確認しておく。
  7. テンポよくいくつかのパターンをやっていく。(例)a boy who has a bat / a girl who is taking pictures など
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  8. プリントを配布し文法の解説
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  9. スライドでパターンプラクティスをいくつか(例)a boy who is playing soccer / a girl who likes reading books など
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  10. 英語でフルーツバスケットをすることを伝える(今回は動物バスケット)

 

ここまでを10分ほどで行い、フルーツバスケットへの展開をしました。

英語の授業と「本時の目標」の関係。

 目標を提示するということに関して、英語の授業においては他教科とひとくくりに考えるのは難しいのではないかと感じることがあります。

 目標を先に提示しなさいと言われても、それ自体がネタバラシになってしまい、あとでわざわざ提示するのも流れが途切れるように感じたり、そのまま次に展開してしまったりと、自分の中でうまく処理できていません。

 正直、そこまでそれが大切なことなの?と思っているからかも。

 部活動の感覚で、帯活動で短く区切りながら授業を進めていくスタイルでやっています。短い活動でも、全て君たちにとって大切なのだー!!!と思うあまり、生徒にとっては何を今日は学んだのかわからないまま1時間が終わっているのかもしれません。ちょっと考え直さなきゃ。