読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

英語の授業メモ

授業改革と実践の日々

3年生最後のスピーチづくり③

 今回は、和文英訳を主体に、出来る限りスモールステップを踏むことで、英語が得意でない生徒も完成までたどり着くことができました。また、2年生のときのスピーチ作成のとき以上に、物事を深く捉えらるようになっており、ひとつ大人に近づいた、中学校3年生らしい成長を感じることができました。

 そして最終的に、次のような作品が出来上がりました。内容に心を打たれ、またこんな表現ができるようになったのかと、感動させられた優秀作品です。イラストも一生懸命書いてくれました。


f:id:merasan:20170403101955j:image

 

My Treasure

 What do you think is my treasure? Can you guess? Today let me talk about my treasure

 My treasure is the oil paintong that I drew when I was 10 years old. I drew it in the art club that I went. I have loved drawing pictures since I was very small. But I drew an oil painting for the first time. So this was my big step. An oil painting is drawn on a big canvas. I was moved when I finished drawing the picture. When I see this picture, I think I will draw a picture better than this one. And I'm encouraged by this picture. So I display this picture in my room.

 My father has drawn oil paintings when he was a child. His picture is unique. But it is charming. I was a member of the art club in junior high school. In the art club, there were many people who are good at drawing pictures. I sometimes lost my confidence. But I saw this picture again and again. And I challenged again and again.

 When I draw pictures, I can go into my own world. I will go on drawing pictures in the future.

 

 生徒たちのがんばりには、本当に感動をもらいました。生徒たちの力をもっともっと引き上げてあげたいなぁ。新年度も、頑張っていきます!

3年生最後のスピーチづくり②

 つづいて語順表の使い方について説明をしました。生徒が語順を意識して英文をつくる感覚を、1年生の頃から継続的に養っておくべきだったと痛感しました。それほど、重要な内容です。以下の語順表は、田尻先生のウェブサイトからいただきました。


f:id:merasan:20170403095632j:image

 

 まずは、語順表に従って、日本語でお互いに会話させる練習をしました。「自分のこと」、「先生のこと」、「相手のこと」などのテーマに従って会話させました。特に、「相手のこと」について話をするときは、お互いを褒めることを条件に話をさせると、普段は恥ずかしくて言えないことも伝えられ、かなり盛り上がりました。カタコトの日本語で話をしている感覚になり、外国人の日本語学習者のような話し方をマネする生徒もおり、楽しい笑いに包まれます。

 慣れてきたところで、自分の書いた日本語スピーチ文を改めて確認します。どの語順表の分類が、それぞれの日本語を英語にする際に適切であるかを考えさせます。そして、その語順表の分類番号(1-A、2-Bなど)を書かせます。完成したら、こちらでチェックし、アドバイスしてあげます。

 このあとは、語順を意識しながらの和文英訳の作業にはいります。スピーチの下書きは自学ノートにやるなど、細かい指示を書いています。また、どのようにスピーチを展開すべきか、いくつかのパターンも紹介しました。


f:id:merasan:20170403100453j:image

 このあとは、自学ノートで何度もやり取りしながら、完成まで試行錯誤していきます。清書は以下のシートを使いました。


f:id:merasan:20170403100547j:image

清書の完成後は、田尻先生の実践を参考に(参考というより、パクりですみません…)発表まで音読の特訓です。人の書いた英文を暗唱するのでなく、自分の書いた英文を暗唱し、熱い思いを込めて伝えられるところまで指導したいところです。

 

3年生最後のスピーチづくり①

 3年間の、集大成にスピーチづくりに取り組みました。タイトルはいろいろ悩んだ末に"My Treasure"にしました。

 まずはブレインストーミングに次のようなワークシートを使いました。


f:id:merasan:20170330121343j:image

ステップ2では、始めから英語で書くのではなく、まずは日本語でスピーチを簡単につくることからスタートしました。英語だけでなく、このような表現活動が苦手な生徒にとっても取り組みやすいように、出来る限り配慮しました。

 次に、以下のワークシートを配布しました。


f:id:merasan:20170330121756j:image

和文英訳で、スピーチ作成をするのが、スローラーナーにとっても取り組みやすいと考え、以下の点を意識させました。

 

  • 主語のある日本文を書くこと。
  • 10〜15文字の短い日本文で構成すること。

 

 生徒にとっては、主語をあえて入れる作業は、たとえ母国語の日本語であっても苦戦していました。こちらが一通りチェックしてやることが必要かと思います。

 また、生徒はついつい長い文を書いてしまいがちです。英訳をしやすい表現に言い換えること、長い文は複数の短い文に分けるとよいなどの発見を促しながら、取り組ませました。

 以上の流れでまずは英訳しやすい日本語スピーチの作成からスタートしました。この作業の成否で、今後の英訳の難しさが決まると思い、数時間かけて作業しました。

 

語彙力をつけるための方法

 前回の記事に書いたように、入試対策用の単語帳を作成しました。しかし、単なる意味の羅列を覚えるというのは、大人がやってみてもかなりの苦行です。多量のインプットをする中で、何度も何度も単語と出会いながら覚えていくのが、僕が学習者として最も自然な方法です。

 授業をする中でも、僕にとって良い方法を子どもたちにはやらせてみたいと思っています。だから、あまり毎時間の小テストはしたくないのです。(教師にとっても子どもにとっても、つまらないし、苦行です。また、分からない子にとっては、単なる沈黙の時間に…)それから、少しでも楽しげな活動にビンゴをするのもあまり好みません。(かける時間や手間とのコストパフォーマンスが悪い…)毎授業の単語テストのための勉強をしていても、本当に使える語彙が身につくわけではなく、単語テストに対応するためだけの語彙力にしかならないように思います。

 読めること、意味が瞬時に分かること、そして何も見ずにスペリングがわかることをどのように養っていけばいいのかが、次年度への課題のひとつです。そして、子どもたちにとっての最も身近な目標である、入試長文読解力につながる語彙力をつけたいと思います。

 

来年度からやってみよう

  • 定期テスト1週間前には、教師が口頭でヒント(既習単語の英語での定義)を与え、生徒にはその単語と、それが出てきた教科書のページ番号を答えるクイズ
  • 授業の帯活動で、ペアでの単語意味確認練習(田尻先生の60秒クイズ、大塚先生のペアチェックのような)
  • 上記の活動は必ず0秒ルールで(詰まってはいけない)
  • 単語を言ったあとは、つづけてスペリングを口頭で言う(これでやっと合格)

 

 1つめの活動のためには、教師は単語の意味を意識して学習させ、教科書のトピックを印象づける授業をつくることを意識しなければならない。そして、2つ目の活動の際には、日本語訳を言えることが最終目標にならないように意識し、瞬間的に意味がわかり、スペリングも頭に浮かぶ生徒をつくるために行なう。

 子どもたちをどこまで引き上げてあげられるか、こちらの力量を上げていかなければ…!

 

入試用単語帳をつくってみました。

特に3年生になって何度も痛感したこと。それは、生徒たちの英語の語彙力の乏しさでした。英単語を定着させるための手立てとして、何をすべきだったのかを考えてみました。

 

語彙力をつけるために

  • 音を文字に、文字を音にできる
  • 既出単語が教科書や教材のどこに出てきたか分かる
  • 地道な反復練習(発音して、書いて)
  • 授業における既出単語の確認活動
  • 英語の定義や例文から英単語を連想する

 

 今までは、ペアで既出単語を瞬時に英語や日本語に変換し、自分の覚えた単語や、そうでないものなどを確認する活動を毎回していました。しかし、この3年間は他の活動に重点をおき、その活動を継続的には行っていません。授業の中や、家庭学習で何度も既出単語を活用する中で、自然と覚えていくことを期待しましたが、その判断が生徒の語彙力の低下を招いたように思います。

 今から語彙力を強化するために、子どもたちにとって便利で使いたいと思えるもの、また授業や家庭学習で活用できるものをと思い、入試で頻出順の英単語帳をつくりました。


f:id:merasan:20170324134357j:image

2011〜2015までの入試問題を表計算ソフトに打ち込み、最も頻出のものからリストアップしました。


f:id:merasan:20170324134515j:image

また、授業や家庭学習で個人やペアで活用するために、「英語→日本語」、「日本語→英語」の変換練習ページをつくりました。


f:id:merasan:20170324134702j:image


f:id:merasan:20170324134726j:image


f:id:merasan:20170324134735j:image

さらに、不規則動詞の頻出順リスト、付録として曜日や数字の一覧も追加しました。


f:id:merasan:20170324134935j:image


f:id:merasan:20170324134949j:image

そして最後に単語調べにも活用してもらえるように、アルファベット順に並べ、索引をつけました。


f:id:merasan:20170324135148j:image

 子どもたちはかなり喜んでくれ、勉強の意欲が湧いたとの声をたくさん聞き、こちらも達成感がありました。

 ただ、「発音」や「例文」を盛り込む余裕がなかったのが、非常に悔やまれる点です。

 はじめは、「書けること」を意識させるために、ペーパテストで授業のはじめに小テストをしましたが、どんどん子どもたちも苦痛に感じはじめたようでした。

 そこで、ペアでの口頭テストに切り替えました。正しく言えたら、チェックボックスに印を入れさせたり、言えなかったらチェックボックスに×を入れたりというパターンで続けました。「0秒ルール」と名付け、瞬間的に言えなかったらアウトとすることで、ペーパーテストの時とは違い、子どもたちがワイワイと盛り上がりながら活動していました。

 やはり、「かつてやっていたように、毎時間コツコツと取り組ませていればよかったのに…なんで今さら…スマンみんな…」と何度も後悔しました。

 この後悔は、来年度以降に必ず生かします!!!

 

 

現在分詞と過去分詞をあっさり導入

関係代名詞について軽く復習(1分くらい)

①which/who/thatを使うこと

②関係代名詞の役割とそれぞれの意味の確認

 

「今から言う日本語を関係代名詞を使って英語にしてみよう」と伝える。

その時以下の形を今日は使用すると伝え、板書しておく。

①関係代名詞+現在(過去)進行形

②関係代名詞+受け身形

 

教師は日本語を与え、生徒にはペアで考えさせる。


f:id:merasan:20161122061151j:image

「サッカーをしている(最中の)男の子」

(今回は、毎回ペアを立たせ、正しい英語をつくれたら座っていいという指示を出した。)

全体的に座ったところで指名し答えを確認する。
f:id:merasan:20161122061446j:image

その後、全員で教師に続いてリピート。

以下を数問繰り返す。


f:id:merasan:20161122061838j:image

「本を読んでいる(最中の)女の子」


f:id:merasan:20161122061851j:image


f:id:merasan:20161122062032j:image

漱石によって書かれた本」


f:id:merasan:20161122062047j:image


f:id:merasan:20161122062100j:image

「中国でつくられた消しゴム」


f:id:merasan:20161122062109j:image

ここで、もう一度今までのものを改めて練習。


f:id:merasan:20161122062419j:image

 ここからは、答えのスライドの関係代名詞とbe動詞を消えるようにアニメーション設定しておく。(一番簡単なのは白い四角の図形をその部分に重ねて、フェードなどでフワッと現れるようにする)

 生徒たちは、改めて練習しながら、なぜか一部分だけ消えていくことに気づく。


f:id:merasan:20161122062920j:image


f:id:merasan:20161122062931j:image


f:id:merasan:20161122062940j:image


f:id:merasan:20161122062100j:image


f:id:merasan:20161122062109j:image


f:id:merasan:20161122063023j:image

 生徒たちの頭が「???」となっているところにプリントを配布し、文法解説。


f:id:merasan:20161122063141j:image

このあとは、Talk and Talk 30や31で練習をして家庭学習につなげました。

 

【英語の歌】今月の歌はBruno Mars のTreasureにしました。

ブルーノ・マーズのアルバム収録曲のなかでも、昔のディスコ的なノリのこの曲が好きでした。

 

テンポが速いので難しさは感じますが、単語自体は易しくそこまで負担を感じないと思い、この曲に。一番この歌で授業のはじめにやる気を高めているのは僕かもしれません。